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もうイライラしない!仏教や禅に学ぶ「怒らない6つの技術と方法」

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「怒らないようにする」「イライラしないようにする」そのための技術や方法を多くの人が求めています。

そのなかで、仏教や禅から「怒らない」方法を学ぶ本が脚光を浴びています。

なぜ今の時代に仏教や禅、そしてお坊さんのあり方が大切なのでしょうか。

それは、仏教や禅には、怒りをつくらないための生活習慣や環境があるからです。

とはいっても、情報化が進み、忙しいと言われる現代で、そのような生活環境に身を置くことは難しいと思われるかもしれません。

けれども、仏教や禅から学べることはたくさんあります。

そのエッセンスを取り入れていくことで、仕事や子育てといった幅広い場面で応用することができます。

ムリなく日常に取り入れるためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。

この記事で「イライラしない」技術と方法を学んでいってみましょう。

1.お坊さんになりきって「怒らない日」をつくってみる

お坊さんは、怒らないようにすることを日々の生活で実践しています。

ただ、怒りを日々ガマンしているあなたにとって、急に「怒らないようにする」というのは無理がありますので、

「一日だけ、どんなことがあっても怒らないようにすること」を実践してみてください。

この、「怒らない日」を決めることにはメリットがあります。

「怒らない日」をつくることのメリット

人は相手から何かされたら、お返ししたくなるという心理が働きます。これを「返報性の法則」と呼びます。

この心理は、感情的にネガティブな「怒り」にも適用されます。つまり、「怒らない人には怒らない」のです。

では、怒らないことでどんなメリットがあるのでしょうか。

  • 相手の主張を受け入れることができる
  • 自分が変われば相手の反応も変わる
  • 自分がどんなことに怒るのかがわかる

相手が怒っていてもそれに巻き込まれなければ、相手の主張を冷静に受け入れることができ、相手の怒りもそれに合わせて静まっていきます。

反対にあなたが怒る側の立場であれば、あなたが怒らないようにすることで必要以上にあなたに対して身構えることがなくなります。

例えば、子どもや部下が不満そうにしていたとします。

あなたはその様子に腹を立てて、「なんだその態度は!」と怒ったとしましょう。そうすると、火に油を注いだ形となってしまい、あなたももイライラに巻き込まれてしまいます。

ここではそこをグッとこらえます。イライラに同調せずに怒らないようにするのです。

そのようにすると、あなたの言葉はどう変わるでしょうか?例えば「どうしたの?」と相手に寄り添って聞いてみれば、お互いの距離がグッと縮まりますよね。

つまり、怒る側も怒りを受ける側も「怒らない」ようにすれば相手の反応が変わるのです。

子育てをするママや後輩を指導する立場の方であれば、相手が変わらないということに悩むことが多いと思います。

この、「自分が変わる」という方法は「北風と太陽」のお話でいうと、あなたが「太陽」になるのです。

そして冷静でいられれば、自分がどんなことに怒るのかがわかるようになります。では、どんなことに注意して過ごせばよいかを見ていきましょう。

「怒らない日」の過ごし方

  1. あまり忙しくない日を選びます。朝起きたら、「今日は一日怒らないぞ!」と決意をしてください。
  2. 表面的に穏やかに過ごします。怒りが出てきても、その怒りに同調しないようにしましょう。
  3. 一日の終わりに、怒らない自分に対して周囲がどういった反応を取ったかを振り返ってみましょう。

この「怒らない日」を年に数日レベルで取り入れてみます。

一日の中で怒ってしまいそうになる時があるかもしれませんが、それは「チャレンジだ!」と言い聞かせて乗り切ってみてください。

怒らないようにする接し方や話し方といった、そういった技術が身に着く効果も期待できますよ。

2.お坊さんになり切って愚痴を言わないようにする

お坊さんは愚痴を言うことをしません。それは、立場上のことでもありますが、愚痴を言うことによってマイナスとなる面も知っているからです。

ではどんなマイナス面があるのでしょうか。

怒りを定着させ、さらに増幅させてしまう

例えば、上司に対しての愚痴を同僚にこぼしたとします。この時脳内では、上司に対するイヤな感情を再び思い出し、相手に伝えることでそれを定着させています。

そうすることで、再度上司を目の前にしたとき、その時の怒りを増幅させてしまうことがあるのです。

事実を歪めてしまうことがある

愚痴をいうことで、怒りの記憶を繰り返し引っ張り出してくるわけですが、そこに感情が入り込むと、再生するごとに少しずつ細部が変わっていきます。

主観的な誇張が加わり、それとは気が付かずにねつ造してしまう恐れがあります。

愚痴を言わないための対処法

とはいっても、イヤな時に愚痴は出てくるものです。

愚痴を言ってイライラしないようにするためには、思い出さないようにするのではなく、脳の中に別のことを埋めていってみてください。

具体的には、愚痴が出てきそうになったら、愚痴の代わりに趣味や楽しいことなどをを思い出します。

そうすることで、脳の中のスペースがよいもので満たされ、怒りの記憶がよいものへと変化していきます。

3.環境を見直して「イライラ」が多い場所に行かない

お坊さんが生活をしているお寺は、自然もあり、人も少なく静かです。

怒らないようにしたいあなたにとって、お寺はまさに絶好の場所なのです。

では、日々の生活の中でどんな場所を避ければよいのでしょうか。

あなたがイライラすると感じる場所を避ける

人混みの中はストレスがたまりやすい場所。そういった場所にいるとイライラしてしまうのではないでしょうか?

ただ、それは人によって場所によって感じ方はさまざまです。

ですので、イライラする場所をピックアップして、そこを避けるようにしましょう。そうすると、イライラしない場所が増えていきます。

仕事や通勤など、避けられない部分はあるにせよ、そういった場所を意図的に避けることによってストレスを減らすことができます。

ただ、「イライラする」という感情は主観的なものですので、探し方において一番重要なことは、「あなたにとって」イライラすると感じた場所ということを基準においてみてください。

愚痴・悪口が集まる飲み会は避ける

イライラする場所の中でも最も避けたいのは、怒りが充満している飲み会です。会のメンバーによっては、愚痴大会・悪口大会になってしまうことがありませんか?

怒りの感情は特に伝染しやすいという性質を持っているので、そのエネルギーを受け取ってイライラしてしまっては飲み会に参加した意味がありません。

嫌われないように、悪いなと思って参加する必要はありませんので、イライラしないためにはそういった場所は避けるようにしましょう。

4.お寺だと思って「日常の不便さ」に慣れる

お寺には必要最低限のものしかありません。不便さに慣れることも修行の一つです。

普段楽しんでいるスマホや本、そういった便利なものがあると、私たちはついついそれに頼りがちになってしまいます。

少しでもメールやラインの返信がないと、イライラしてしまうことはありませんか?そのイライラは、日常の不便さと大いに関係があります。

では、日常の不便さに慣れることと「イライラしない」ことにはどんな関連性があるのでしょうか。

「ないと困る!」は不安を生み、依存を加速させる

昔と比べると、インターネットが普及してずいぶんと生活が便利になりました。

さらにスマホが普及したことで、どんなところでも必要なものが買えるし、生活に必要な情報を手に入れることができます。

その反面、生活の不便さに対する耐性が下がってきているのも事実です。

ちょっと時間に遅れそうになったり、ネットのつながりが悪かったりするとイライラしますよね。

テクノロジーの進歩は、私たちがガマンすることを減らす代わりに、怒りの原因を生み出してしまったとも言えます。

では、日常にちょっとしたアクシデントに対して、必要以上にイライラしないようにするために、どんなことをすればいいのでしょうか。

スマホを見る時間を減らす・意図的に持たないようにする

日頃ネットに接続するのが多すぎるのであれば、時間を減らしてみるのもいいでしょう。

もしくは、ちょっとしたお出かけであれば、スマホを持たずに出かけてみるのもいいかもしれません。

スマホを持たないことで不安を感じるのであれば、それは依存している証拠。「なくてもかまわない」と思えることがイライラを減らすコツです。

持ち物を減らしてみる

「絶対ないとダメだ!」というものはそこまで多くはありません。

同じところで同じことをするにしても、持ち物がほとんどない人もいれば、バッグにたくさん荷物が入っている人もいます。

実は必要以上に荷物を持ってしまう人はイライラを生みやすいのです。

荷物を詰め込む人は「万が一」に備えており、「ないと不安」を感じてしまいやすいのです。不安を感じる人はその分防衛感情がはたらき、怒りの感情が出やすいもの。

「なぜ不安になるのか?」「どのようにしたら不安が解消されるのか?」自分と向き合ってみて、持ち物を減らし、快適な感情を保つところからはじめてみてください。

5.お寺の生活に学ぶ、健康と時間の大切さ

お寺での修業は、仏教の教えを学ぶことだけではありません。日常生活における全てのことが修行になります。

例えば食事。自分自身で調理し、食事内容も質素で健康に良いものばかりです。

また、生活リズムも規則正しく、夜は早く寝て朝早くに起きます。掃除も大事な仕事。身体もよく動かします。

食事に気を遣い、適度に運動をして体調を管理すること、時間に余裕を持たせ、生活リズムを整えること、これらすべてが怒りやイライラを抑える秘訣です。

私たちはついつい日々の生活をおろそかにしてしまいます。

それはもちろん忙しく働いているからこそではありますが、不規則な生活をしたり、体調不良をおして働き続けていると、イライラの原因を増やしてしまうことになります。

体調不良は怒りやイライラのもと

ふだんは気にならないのにイライラしてしまうことはありませんか?

風邪をひいたり、頭痛があったりだと少しのことでも不機嫌になってしまいますし、普段よりも思うように動けない分、怒りの原因が増えてしまいます。

怒りやイライラを避けるのであれば、まず体調管理!という気持ちで日々の生活を見直してみてください。

時間に振り回されるのではなく、時間をコントロールする

「仕事が時間通りに進まない」「いつも子供の準備がギリギリになってしまう…」

そんな時間に余裕がない時、私たちはどうしてもイライラしてしまいます。

普段であれば別に気にならないようなことでもイライラの原因となってしまうのであれば、あなたが時間に振り回されている証拠です。

時間振り回されないようにするためには、物事を後回しにしないこと、そしてギリギリに行動しないことが大切です。

そのためにもまずは以下に挙げるようなことから始めてみてください。

  • 作業にかかる時間を計算し、間に合うようなスケジュールを立てる
  • 3分以内にすぐやれることは、後回しにしないで手をつける
  • 信号や駅のホームで走らないようにする
  • いつもより10分前に到着するよう心掛ける

いつもと違うことをする!と決めただけで、不思議とその間の無駄な時間が減り、イライラの原因を減らすことができます。

少しずつで結構ですので、今できることを選んでみましょう。

6.中毒性のあるものを避ける禁欲のススメ

最後は禁欲とイライラの関係です。あなたにはストレスがたまったときのストレス解消方法は何でしょうか?おいしいものを食べたり、音楽を聴いたり、運動したり…などなど、ストレスを発散することは怒りに対しては効果的です。

ただ、一方、ストレス解消のはずが、それをすることで別のストレスを生み出してしまうものもあります。

  • ネットサーフィン
  • テレビゲームやスマホアプリ
  • 買い物
  • お酒・おやつ
  • ギャンブル

どれも適度に楽しめばよいものですが、これらは中毒性があるため、ダラダラと続けることで疲れがたまったり、夢中になりすぎて怒りの原因になってしまうこともあります。

イライラしないようにしたいのにこれでは逆効果ですよね。

ですので、イライラするときは中毒性のあるものを避けるように心がけましょう。

イライラしない技術と方法のまとめ

  • 「怒らない日」をつくることで、相手を受け入れることができる。また自分が変わることで相手も変わる可能性がある。
  • 愚痴は怒りを増幅し、記憶を歪めてしまう恐れがあるもの。楽しいことや嬉しいことで愚痴を思い出さないようにする。
  • イライラする場所を避けることで、怒りの伝染を避けることができる。特に愚痴・悪口の多い飲み会は注意。
  • 意図的に日常の不便さに慣れれば、必要以上にイライラすることは減る。「ないと困る」といった不安を見つめましょう。
  • 体調不良とイライラは関係が深いもの。体調管理と余裕を持ったスケジュールを心掛けることが大切。
  • ストレス解消するときは、中毒性のあるものに注意。ほどほどに楽しめるよう、疲れたと思ったらやめるようにする。

いかがだったでしょうか。仏教や禅のなかには、「怒らない」ためのエッセンスが多く含まれていることをご紹介しました。

子どもの子育てであれば、怒らない日を作ったり、イライラする場所を避けることで変化が生まれますし、仕事の場合でも体調管理や時間管理などの基本的なことが怒らないを防ぐ効果的な習慣であることがわかるともいます。

一時的でも結構ですので、お坊さんになりきって、今回ご紹介した技術や方法を試してみてください。

きっと日々の生活が変わり、イライラしないようになれるはずです。

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